まちを良くしていこうと思ったら、一人ではなにもできないもの。せいぜい悶々と考えて、行政に対する不満や道行く人への不信を募らせていくだけ。
なにも変わらない。
自分ではなく、環境を、それもまちという多くの人が生活する巨大な空間を変えようというのなら、莫大なエネルギーが必要になる。
自分の欠点でさえ直すのが難しいのに、一人でできるわけがない。
我々は全員が木を植える男ではないのだ。
だから、まずは仲間を探そう。できれば不満を言い合う仲間ではなく、変えたいと思う仲間だ。少なくとも変えたいという思いを肯定してくれる仲間だ。
大人の付き合いは、なにか目的を持って集まったほうが長続きするし、深い話ができる。友人を作るのではなく、目的を共有できる同志という感覚で人に会うといいだろう。
それと変えたい気持ちは、メモでもいいので書き留めておく。おかしいとか不満とか、気になることでもいい。
それらを改善するにはどうしたらいいか、という話をするだけでも何かが前に進む。
それとまちを変えるために仕事をしているのが、政治家なので、何人か集まったら会うのもいい。自宅に招待するのでも、事務所に行くのでもいい。
政治家は想像以上にまちのことをいろいろ知っているし、課題解決のための方法や権力を持っている。
変えたい
と
やりたい
には大きな幅がある。
気づいたことを改善してほしいのてあれば、政治家に相談するのが近道の場合もある。
もちろん、政治家にも優先すべき課題がある。政治家に訴えたら終わりではなく、定期的に状況を利く機会は作っておくといいだろう。