春日部駅前の活性化を考えてみる 1

春日部駅前の活性化で足りないもの

生まれは春日部で、社会人になって20年ほど東京で暮らしていた。子どもの就学に備え、春日部に戻ってきて、マンションを購入し、おそらくは終の棲家として暮らすことになるだろう。

そうなると、春日部市が将来どうなるのか、気になる。

春日部市は悪いまちではないと思う。けれど、なにかが足りないのだ。春日部駅西口にはララガーデンとヨーカドーがあり、買い物、映画、飲食とそれなりの施設が揃っている。ボーリング場も市役所もある。

東口は居酒屋など、大人の飲食店は多いが、ファミレスのような子連れで安心して行けるお店がない。代わりに図書館や文化会館があり、文化の発信拠点的な立ち位置はある。

こう考えると市内の中心エリアは、それなりの施設が揃っている。でも、やはりなにかが足りない気がするのだ。

もちろん駅の高架化市役所の移転・建て替え、その跡地には公園が整備されるのは知っている。しかしそれは5年10年先の話だ。

いま足りないものがあり、その足りないものをもっと早く埋めることができるのか、考えてみたい。

足りないもの、その1

人が集まるような公園

端的にいえば公園だろう。たとえば西口の中央第4公園は遊具も撤去され、人が集まる場所ではなくなっている。ジャズデイなど特定のイベントがあれば人が集まるが、そうでなければ閑散としている。

東口の駅前水車広場まちなみ公園は、スペースとしては存在しているが、人が集まるような雰囲気はない。唯一子どもが集まる公園といえば元町公園だ。元町公園がほかと違うのは全体的に開けていて、見通しがいいということと遊具があるということだ。

とはいえ、春日部駅周辺の公園はデッドスペースになっている気がする。

となると、

人が集まる空間として公園の活用を考える

というのは足りないものを補うひとつの解決策になるのではないだろうか。

足りないもの、その2

路上の賑わい

実は、人が集まる野外空間として、可能性を感じているのが道路だ。

例えばララガーデンとヨーカドーを結ぶ旧大塚家具の前の通りをY↔Lロードとかの名称にして、月に一度くらい休日を歩行者天国にするというのはどうだろうか。現在、旧大塚家具が廃墟同然となっていて、さびている感がはなはだしい。地権者の権利が入り組んでいるというが、西口がよくなるには大塚家具跡地をどうにかすることが最優先だろう。

そのうえで歩行者天国を実際にやるにはさまざまな規制を除かないといけないので、ハードルは高いだろう。

一方、東口は公園橋を中心にした古利根川沿いを歩行者天国にしてみるのはどうだろうか。

いずれにしても、駅周辺の回遊率を高めることは賑わいづくりに欠かせないので、考えていきたい。

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