「かすかべテラス」の開業で駅周辺の導線はどうなる?

 5月から旧商工会議所跡地の旧市商工振興センター跡地(同市粕壁東1丁目)工事がはじまりました。ここにコープ未来を中心とした商業施設が出店する予定だそうです。

 名称は「かすかべテラス」を予定。施設は地上3階建てで、労働基準監督署、ハローワークが移転するほか、コープ未来やレンタルホール、カフェ、飲食店、フィットネス、複数の診療所のある「クリニックモール」、調剤薬局などが入る計画だといいます。

 開業は2025年中だとのことです。

 「かすかべテラス」の開業で、東口がどう変わるかイメージしてみましょう。ざっと次のような変化が想像できます。

 ・内谷陸橋を介した駅周辺の新しい導線ができる。
 ・3月に閉店したコモディイイダ春日部店の利用者が徒歩圏内にスーパーを持てる。
 ・駅から徒歩圏内に大型スーパーができることで周辺の導線が変化する
 ・コープ春日部店(谷原3-8-1)の営業時間(9時30分~23時)と同じであれば、夜の購買行動が変化する(ヤオコー閉店22時、FUJIガーデン閉店21時、ヨーカ堂閉店20時)
 ・公共施設や医療機関などの出店が決まっているので昼間の人口動態が変化する
 ・夜間まで営業する飲食店が入るかは不明なのでナイトエコノミーを刺激するかは不明

 といったところでしょうか。

 春日部駅周辺の弱点といえば、居酒屋はそこそこあるけれど、家族で入れる飲食店が少ないというところです。個人経営に近いお店もあり、小店になるのは仕方がないこともありますが、気軽に親子でくつろげるリーズナブルなお店がもう少しあると嬉しいという声もあります。

 住宅やマンションも多いため、遊興施設や飲食店が多いのも困るという近隣住民の意見もあるかと思いますが、なさすぎるのも寂しいものです。

 利便性と静かな暮らし、そして賑わいのすべてをいいとこどりするのは難しいでしょうが、それぞれを程よく満足させることはなんとかなるかもしれません。

 そんな起爆剤に「かすかべテラス」がなることを期待します。

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